トップページ  >あすなに特集TOP  >女子から始める農業改革【山形ガールズ農場】

「働く女性特集」第1弾! 山形ガールズ農場 ~女子から始める農業改革~

~女子から始める農業改革~ 山形ガールズ農場

「働く女性特集」の第1弾は農業です。農業で女性が働くその魅力にせまります!!

農業をやりたい。そんな女性で運営している山形ガールズ農場。
いつも元気いっぱい、笑顔の輝く彼女達に農業を通じて働く事の楽しさを教えてもらいました。
山形ガールズ農場のサトイモ畑。朝露がキラキラしていました
今回の「働く女性」は、山形県村山市で「女子から始める農業改革。」をモットーに活動している「山形ガールズ農場」の皆さんです。
農業の魅力、そして農業の楽しさを大勢の人に伝えたい、農業のイメージを変えていきたい。
そんな彼女達の熱心な活動は、メディアを通じ今日本中に広がっています。

イキイキとした笑顔が魅力的な彼女達に、農業を通じて「働く」ということについて取材してきました。
仕事や就職で悩んでいる女性にとって必見の企画です!!


山形ガールズ農場とは?  代表の菜穂子さんに聞きました!

山形ガールズ農場について
代表の菜穂子さん
山形ガールズ農場は4年前にスタートしました。
農業って男性のイメージがあると思うんですが、女性でも農業をやりたいっていう人が集まって運営している農場です。
(農業を)やりたくって来ているのでみんなイキイキと働いているんだと思いますね。

で、どうしても男性と一緒に畑で働くと男性がなぜか主導権を握るんですね。
男性社会というか。なので主体的にやりたいという女性にとって働く場所って以外と少ないんです。
農家の嫁に行けとか言われちゃうんですよ、農業やりたいっていうと(笑)


農家の嫁としてではなく、自分達で農業をやりたかった
「女子から始める農業改革」が菜穂子さんの夢
・農家の嫁っていうとちょっと農業と違いますよね。
そうですね、裏方に回れって言っているような、支えろって言っているような・・・
そういう関係ではなくって、女性だから分かる女性らしい農業というか、農業の楽しさみたいなものがあるんですよ。農業には。

(農業は)育てるっていう行為なわけですね。育てるのは好きですね。母性なのかなぁって思います。
日々こう芽がでて成長して、花を咲かせて実りがあるっていう事を喜びとして感じながら農業をしています。


「好き」だけではなく、ビジネスとしての農業
この日はプチトマトの収穫です
どこに向けて、どういうものを作るかだと思うんです。
基本ですよね、ビジネスの。

・今の農業はそれがあまりなく、農協が一括で販売まで行う。
それに甘えてきたっていう農家の立場っていうものもあると思うんですが、山形ガールズ農場はそうじゃない。
お客様にどうやって喜びや価値を提供できるのかっていうのを突き詰めてやってます。

取材を受けながらも作業には一切手を抜かない菜穂子さん
だからメイド付き農園もそうですね。お客様の代わりに畑の管理をしますっていうサービスなんです。
彼女達が草むしりをするっていうその草むしりに対してお金を払ってもらうっていう。
ものに払ってもらってるんじゃないんですよね。

メイド付き農園についての詳しい内容をチェック!!


「食料」としてのトマトか「楽しむため」のトマトか、その価値の違い・・・
真っ赤に熟したトマトは格別のお味
・農業の価値って作る事であって、販売ではないですよね。粒がそろってないとダメだとか、コレだけの広さだとこれだけ作らないと買い取らないとか・・・。
ある意味それは正しいんですよ。沢山の人が安定して得られる食料としてみた場合ですね。
食料としてのトマトと、楽しむ為のトマト・・・趣向品というか趣味、心を満足させる為のトマト・・・。
メイド付き農園なんかまさに誰の畑かっていう事をはっきりわかって、その方のためにやっています。

ちょうどお客様の畑から収穫して、その収穫物をお客様のところに発送するっていう作業をやるんですけれども・・・そういうところで(食料としての野菜とは)ぜんぜん違う価値になります。


畑は発見の宝庫だ!!
メイド付き農園。様々なお客様の畑が見える

今やっている事っていうのは「新しい価値の発掘」なんですね。

農業はその生産、畑っていう場所、例えばそこでニンジンを作るとこの面積からこのぐらいのニンジンが作れて、そのニンジンは1Kg100円とかで取引をされる、となった場合の畑の価値はニンジンを生産する場所というだけ・・・

でも、人が来るっていうと楽しい場所になるわけですね。
お客様の驚き、感動を提供できる場所。そういうふうな価値を掘り起こして、そういうニーズを作り出していきたいなと思うんですね。
今、食育とか多くの人が気づき始めてますけども、畑にきたらああやってモンシロチョウが飛んでるわけですよね。

真っ赤なトマト・・・おいしそう
でも、知らなければかわいいなぁモンシロチョウ、きれいだなぁとか思うと思うんですが、農家にとっては害虫ですからね(笑)

キャベツ、ブロッコリーなどに卵を産み付けて(生まれてくる)青虫、害虫です。

くっさいんですよね(笑)

というのは一つですけども、そのモンシロチョウの見方が変わるじゃないですか。


「畑」がもたらしてくれるたくさんの魅力、そして山形ガールズ農場のビジョンとは?
いつか農業を憧れの職業に・・・
そうやって一緒に生きてるんだっていう事の一端を見る、そのきっかけになる場所っていう意味が畑にはあると思うんですね。

ただ畑に来て楽しいって思える場所にすることで、お客様も畑に来てくれるようになるでしょうし、そこで採れたものがどういう味がするのかとか、そういう事もひっくるめて体験できる場所にしたい。

そういう場所を作っていく事がこれからのビジョンです。

元気と笑顔が魅力のガールズ紹介!

山形ガールズ農場の代表にして頼もしきリーダーの菜穂子
代表の菜穂子
ガールズからもお客様からも、沢山の人からの信頼を集める代表の菜穂子さん。
農業に対する意識を、そして農業そのものを改革していきたいという思いを沢山語って頂きました。

農業を仕事にする事、その楽しさと喜びを山形ガールズ農場から発信していく、そんな思いが感じられます。


・農業の楽しさと喜びを「お客様」に届けたい
楽しいアイディアをどんどん試せるっていうのが、ガールズ農場の特徴かなぁ。
ビジネスとして農業っていろんな可能性を持っているんですけれど、生産に縛られちゃうと語弊あるかもしれないけれど、つまんないですよね。 同じものを作ればいいっていう農業は面白みがない。
人と違うものを「どうやって作ってお客様を驚かせようかな」、「お客様に楽しんでもらいたいな」、「喜んでもらいたいな」っていう思いで農業をやりたいんですよね。

・菜穂子さんにとって山形ガールズ農場の面白さ、楽しさとは?
これまであんまり農業に興味持たなかったような若い世代が集まっているっていうのが面白ですね。
私は農家育ちだから、農家の常識が分かるわけで、そういうのがまったくない人が来ると違うものが生まれるっていう面白さがあります。いい意味で。


「お局なんです♪」創設時からの大先輩。なす娘こと奈須野睦子
なす娘こと奈須野睦子
「山形ガールズ農場始まったときから居ます。おつぼねです。」そんな自己紹介をしてくれたのは、なす娘こと奈須野さんです。
奈須野さんは大のスイカ好き。その功績を買われ、今ではガールズ農場のスイカ主任にまでなりました!!

菜穂子さんだけでなく、後輩からの信頼も厚いなす娘さん。最近ビリビリする体験をしたとか・・・。

・山形ガールズ農場に入ったきっかけは?
(農業を)始めようっていうか、代表・菜穂子が始めますって言って人を募集してたのでそこにのっかっただけです。
農業法人で、なんか作物作りたいと思って探してたのでちょうど良かったです。

奈須野さんはガールズのよき先輩なんです
・山形ガールズ農場の魅力は?
生産だけじゃなくて販売と、あとパッケージとかも考えて自分達でやっているので作った野菜の最終地点まで関われるっていうところですね。お客様の口に入るのも見れるし・・・見ようとおもえば(笑)
市場に出して終わりだと反応がらないですよね。後は、みんなで来年どうしようとか考えるのも楽しいです。

・作る野菜はみんなで考える?
冬の間に来年どうしようとかね。
ミーティングしながら、これはこうだったからやめようとか、今度こういうのがあるからやってみようとか。
前の収穫を基に、来年の収穫計画とか。遊んでいるように見えるけど忙しいんです(笑)

・最近しびれたらしいですね?
つい最近買ったばっかりの草刈機で草刈ってたら感電しました(笑)
離せなかったんです、ビッて来て離せなくてやばいどうしようって・・・。
ビリビリしてて、離したくても離せなくなるんです!
衝撃的な経験でした(笑)



山形ガールズ農場の頼もしきシェフ、ゆかちんこと原田有佳子
ゆかちんこと原田有佳子
山形ガールズ農場で採れた野菜や果物はそれだけでも十分美味しいのですが、その野菜や果物をより素敵に調理してくれるのが原田さんです。

取材中に頂いたトマトぷりん。
とてもトマトで作ったとは思えない程の美味しさでした。
また、ガールズのお食事も担当しており日々腕を磨いている、そんな原田さんにインタビューしてみました。

・山形ガールズ農場に入ったきっかけは?
小さいときから食べ物に関わる仕事がしたく、食育にも興味がありました。
実家が農家ではないので、あまり穫れたての野菜や果物に縁はなかったのですが、たまたま菜穂子さんとお知り合いになるきっかけが学生の時にあり、その時に色々と将来の夢や食育のお話をしました。

話して行くうちに農作業だけじゃなくて、採れたものをこうやって食べるとおいしんだよっていうことを子供達や大人達に伝えたり、そういう仕事も山形ガールズ農場だったらできるんじゃないかと思って・・・。

原田さんの作り出すおいしい加工品はガールズマルシェでも販売しています
・畑の手伝いは?
出来る限り協力しています。
忙しいときはお互いさまでみんなで協力してやるんですけど、基本的にはあんまり畑に出ているっていうよりは採れたものを使って・・・

これ(オレンジパルチェ)はもうすぐかき氷のシロップにしようと思っているんです。
トマトカキ氷・・・黄色いカキ氷があったら可愛いと思いませんか?
そういうのをやりたいなぁと思うんです。



Queen of Smile! 真面目で頑張り屋の平口いづみ
いどぅみこと平口いづみ
山形ガールズ農場きっての笑顔が素敵な「いどぅみ」こと平口いづみさん。
"女の子らしさ"を忘れずにが彼女のモットー。
一生懸命で頑張り屋さん、そんな平口さんにはちょっとした悩みがあるとか?

・山形ガールズ農場に入ったきっかけは?
もともと私の実家が兼業農家でさとうきびとか作ってるんですけど、就職活動してる中で将来、実家で農業したいなと思って。
実家に戻るためには働く場所が必要ですが、田舎だとなかなか働く場所って見つけにくくて、その時にやっぱり農業だと地元に帰っても大丈夫だなぁと思いました。

特に山形ガールズ農場では農作業だけじゃなく、販路や交渉術、イベントの開催など、一般的な農家さんが行う仕事以上のことが学べると感じ入社しました。

平口さんは三味線も弾けるとか・・・
・就職先に農業を選ぶ事への抵抗は?
いやぁ…でも、ありました。
いろいろ家族からの反対とかもあったので。女の子で農業やっていくってその、汚いとか儲からないとか色々言われましたし・・・。

私も最初、農業にマイナスのイメージがあって、毎日土にまみれて女の子らしさをを忘れちゃうのかなって。
それは凄く嫌でせっかく女の子に生まれて来たのだから、楽しくおしゃれに女子会とかもできるのに「どうして、毎日土まみれなんだろう」って悩んだりもするのかなと不安になりました。

でも山形ガールズ農場を知って、女の子でも農業ができるっていうことが分って「あ、ここだなって」それでここに来ようって思ったんです。

・もし山形ガールズ農場を知らなかったらまったく違う道だったかも?
もちろん、農業生産法人に勤めようかなって思っていました。農業は実家に戻ってっていうのは決めていたので、その前にどこかで農業を勉強をしなきゃいけなぁと。
で女の子らしくあればと。

女の子で居ることを忘れたくない、せっかく若いのに~って言われます。
でもせっかく若いから暑い中外に出て頑張ってるんだとも思います。

屈託のない笑顔が誰よりも素敵でした
・悩みっていうのは?
「男の子か?!」っていう筋肉(笑)
ここだけ鍛えられちゃって・・・この部分(笑)
ここだけ、筋ができてるんですよ(汗)
手だけみると男の見たいっていう・・・悲しい感じ(笑)



山形ガールズ農場きっての農業マイスター?! かること岩本嘉見磨
かること岩本嘉見磨
高校から農業アカデミー卒業まで5年間、農業を学んできた岩本さん。農業をやりたいっていう気持ちが、彼女を山形ガールズ農場へと向かわせました。
失敗なくして一人前にはなれない。岩本さんも、数々の失敗を経験してきたからこそ今があるんだと思います。失敗を恐れて立ち止まるよりも、失敗を恐れずに前に進む事の大切さを教わった気がします。

・山形ガールズ農場に入ったきっかけは?
そもそも農業をやりたいっていうのがあって最初は東京にある本社・国立ファーム有限会社に入社しました。
入社直後、国立ファーム有限会社では新卒3人を山形ガールズ農場へ半年間研修させるという案が出ました。

そもそも国立ファームに入社したのは、農業アカデミーなどで農業をやり続けていた時に感じた農業のおもしろさとファストフード店で接客のバイトをしていた経験から、お客様に直接販売することや、お野菜を食べて美味しいって言って下さる喜びを感じていたからなんですね。

でもやっぱりせっかく農業を5年間やってきたんだから、農業に軸をおきたいな・・・と。
それで半年間の山形ガールズ農場での研修生に選ばれて、実際に農業をやってみたら「やっぱり農業」だと感じ、国立ファーム有限会社から山形ガールズ農場へ入社し直しました(笑)
ガールズには農業やりつつ実際販売もするという場があるので、軸足を農業にだけど接客も出来るというおいしいトコ取りですね!

やっぱり農業!!
・農業での失敗って何かありますか?
農業アカデミー時代にとうもろこし育てたんです。でも、収穫直前にカラスにやられてしまって・・・。
農業アカデミー時代では、何日が食べごろっていうのを計算するんですけど、ちょうど収穫日の朝にカラスに持ってかれて・・・。
せっかく今日収穫しようって思ってたものをなんでその日の朝に・・・(泣)



山形ガールズ農場の広報にしてデザイン担当のふくちゃんこと福田くみ子
ふくちゃんこと福田くみ子
福田さんはガールズからの信頼も厚い、デザイン・広報担当です。菜穂子さんからも信頼を得ているほどの敏腕ぶり。
今回の取材も福田さんの尽力がなければなしえなかったほどです。
そんな福田さんは生産者と消費者を繋ぐ架け橋的な存在。デザインと農業という観点からどういう架け橋をデザインするのか?

・山形ガールズ農場に入ったきっかけは?
私も岩本と同じで、もともとは本社の制作部門に入社しました。
もともとデザイン学校を卒業してるので、ポスター等を作るという仕事を目指していたのですが、今までまったく農業に触れた事がなくて・・・
それなのに農家さんのポスターを作れるのか?果たしていいものが作れるのか?と思い一回農業を体験したい!と半年間山形での研修に参加したのです。

来てみると、農業とデザイン、そして山形の魅力とか色々あって、本社のある東京にに戻るよりも山形で続けたいと思って本社を辞めて山形ガールズ農場に入社しました。

ガールズにとって福田さんの存在は欠かせないのです
・透明なパッケージに白いシール・・・パッケージを工夫して興味を持ってもらいたい。
東京にある山形のアンテナショップに行ったとき、いろんな種類の野菜とか山菜があるんですけどどれも白い透明なパックに白いシールで商品名が張ってあるだけでした。

都心のお客様が見て「うるいってなに?」みたいな感じで、もっとパッケージを工夫して食べ方を書いてあげるなど少しの工夫で手に取りやすくなるのに、もったいないなと感じました。
農家さんはいったい誰が自分の作った野菜や山菜を食べるのか少しでも想像して頂けたらと思います。



ガールズ期待の大型新人!!もっちゃんこと平元沙恵子
もっちゃんこと平元沙恵子
みんなからは「もっちゃん」と呼ばれています。
山形ガールズ農場にもついに期待の大型新人が入社しました!!
日々悩んだり失敗したりしながらも、新しい発見と喜びで成長しています。
先輩達に見守られ、お客様にも頼られる、そんなもっちゃんが遭遇した意外なミステリーとは・・・?

・山形ガールズ農場に入ったきっかけは?
山形ガールズ農場を知ったのは(大学)3年生の夏で、兄がメディア関係の仕事に就いていたのでそれでいろんな情報を貰い、山形ガールズ農場のことも兄から聞きました。
山形ガールズ農場に入社したいと思いガールズのイベントにボランティアで参加し、9月に採用試験を受け入社した形になります。

・農業をやろうと思ったことへの抵抗は?
抵抗はないですね。
山形ガールズ農場を知る前から農業をやりたいなぁと思ってたので。

純真爛漫が魅力の平元さん(右)
・羊毛盗難事件
今年の夏に山形ガールズ農場主催で開催したイベント内の私が担当したワークショップで羊の毛を使うフェルトのコースター作りを行ったのですが、用意した羊の毛が盗難にあいまして(笑)
よくわかんないんですけど、荷物を置いてある場所に羊の毛を置いていて、使うから準備しようと思った時にはなくて・・・
会場内に放送してもらったんですけどそれでもなくて。

誰かが持ってっちゃったのかなとも思うんですけど、だけど羊の毛なんていらないでしょみたいな(笑)
何に使うんだろうと(笑)
一同騒然となった事がありました。
※現在もまだ羊毛さんは行方不明のままです。もし見かけた方がいらっしゃいましたら、もっちゃんまでご連絡下さい♪



農協からFA宣言!!山形ガールズ農場の姉御肌、鶴 満津子
山形ガールズ農場の姉御肌、鶴 満津子
佐賀県から農業をやりたいという思いを背負って山形ガールズ農場に飛び込んだ鶴さん。
今まで勤めていた農協を辞め、単身山形ガールズ農場に入社しました。
その行動力は、今就職や仕事で悩んでいる女性のみなさんにとっても心強いと思いますよ。

・山形ガールズ農場に入ったきっかけは?
農業をやりたいってずっと思ってたんです。
それで思い切って辞表を出して。で、まっすぐ自分の家で農業をやろうと思ってたんですけど、上司からそんなんじゃだらだらなると。


自分の今想像できる限りの事をやってもだらだらなるので、それだったら、どこか農業を企業化してやってるところでやったほうが自分の勉強になると助言を頂きまして。
そしてでたまたまラジオで山形ガールズ農場のことを知って。

(行動を起こすには)ギリギリだったと思うんですけど、もう、タイミング的にそういう巡り合わせだったのかと思って。
運任せに連絡をとって・・・とりあえず2週間くらいこっち(山形)に。でもやっぱり、いざ就職となると迷いました。
遠いので(笑)

やりたいと思ったらやってみる。その心意気もまた姉御肌
・ラジオで知ってそのまま行動に移すのはとても勇気の要る事だと思います。
自分でも初めてです。こんなに行動したのって。
でも相当悩みましたよ。
行動に移すのが相当遅くなりましたけど、このタイミングで来てよかったなと思います。



地元山形から協力な助っ人登場!元介護福祉士の小野さん
元介護福祉士の小野さん
地元山形から、とっても頼りになる助っ人参上!!
小野さんは、元介護福祉士という経歴の持ち主で今はアルバイトとして活躍中。
まだ山形ガールズ農場へ来てからは日が浅いのですが、それでも持ち前の笑顔と元気ですっかり溶け込んでいます。
そして、将来はカフェを営むのが夢という彼女が山形ガールズ農場を選んだ理由とは?

・山形ガールズ農場に入ったきっかけは?
地元でそういうの(女の子だけで運営する農業)をやってるって思うと自分も頑張りたいっていう気持ちがありました。
前から農業はちょっと興味があったし、地元からあんまり離れたくない、地元で農業をやれるのはいいなぁと思って・・・
実家からも通えますしね。

自分の作ったものを提供したい
・介護福祉士から農業への転進の理由は?
私は地元でカフェを開きたいと思ったのがきっかけです。
カフェを開くには自分の作ったものを提供したいって思い、いろんな本を読んで有機野菜っていいなて思って・・・

有機農法で作った野菜で今の子たちというか、自分たちと同じ世代の人たちに食べてもらいたいなぁと思ったんです。
それからですね。1年くらい迷って辞める事にしました。

・山形ガールズ農場で目指す自分とは?
まず、農業がどんなものかちゃんと分かってないので、知ることですかね。
仕事を覚える・・・ですね。



わたしだって女の子!!大人気のドーレちゃん(10か月)
ゴールデンレトリーバーのドーレちゃん
山形ガールズ農場のマスコット的なキャラクター。
ゴールデンレトリーバーのドーレちゃんも忘れてはいけない大切なメンバー。

ドーレちゃんは、菜穂子さんの愛犬でとってもおりこうさんです。
でも遊びたがりのお年頃で、誰かが来るとうれしそうに笑顔で遊んでとおねだり。
そこがまたかわいいドーレちゃんでした。



編集後記

働くってなんだ?
大変さや辛さもひっくるめて仕事の楽しみなんじゃないでしょうか
前にこんな言葉を耳にした事があります。
好きだからやるんじゃなくて、やっているうちに好きになるから続けられるんだ。
今回の山形ガールズ農場の取材をしながら、ふとこの言葉を思い出しました。

最初から農業をやりたかった。そんな思いを持って入社した人や、興味があって入社した人。でも、誰もが最初から農業を仕事にする事も面白さや楽しさを全て分かっていたわけではないと思うんです。
農業は確かに大変な仕事です。朝も早いし、自然相手では思うように行かない事の方が多いです。でも、やっていくうちにその楽しさや喜びが分かるからこそ、農業を仕事として続けられるんだと思います。

あきらめずに続けるからこそ見えてくる仕事の面白さ
そして、これはどんな仕事にも通じることじゃないかと思っています。好きな事を仕事にしている人は、その仕事を続けていたからこそどんどん好きになっていって、仕事として続けられるんじゃないでしょうか。
やりたいと思って飛び込んだ職場・・・こんなはずじゃなかった。と悩んでいる人がいたら、彼女達のブログホームページを見てみて下さい。そこにきっと答えがあると思います。


一歩を踏み出す勇気
1000里の道も1歩から・・・
鶴さんのインタビューをしていて、とても多くの事を教えてもらいました。
大切な事はその1歩を踏み出すこと。失敗するかしないかは、やってみなきゃ分からない。という考え方もあるんじゃないかと思いました。
最初から失敗だと決め付けて動かない人と、動いた結果失敗だった人では僕は失敗した人の方が成長できるんじゃないかと感じました。

やってみなけりゃ「失敗」すらできない
鶴さんが失敗したというわけではないですよ^^たまたまラジオで知って、そのままインターンとして山形に来たというその行動力の秘訣は、1歩を踏み出したという事なんだと思います。

今、新しい世界や新しい仕事に飛び込むかどうか悩んでいる人にとって、鶴さんは踏み出す勇気を与えてくれる人なんじゃないかと思います。


愛情!!
オレンジパルチェ
取材中に、福田さんがオレンジパルチェというプチトマトを差し入れしてくれました。
そのトマトを食べた時ものすごく感動したんです。甘くて濃厚で酸味も水分も程よいトマト。

実家でも家庭菜園でプチトマトを作っているのですが、まったく別の野菜みたいな違いでした。
当然素人が作ったトマトとは雲泥の差があって当然なんですが、つい「どうやったらこんな美味しくなるんです?」と聞いてみたら「愛情です」との答えが。


喜んでくれる人がいるから愛情を込めて育てるんです
その後他の畑でも同じような質問に「愛情ですよ」という答えが返ってきたんです。
単なる仕事としてではなく、そこにプラスアルファの思いを込めて育てているから美味しくなるのかなぁと漠然と思った時、菜穂子さんの「楽しむためのトマト」っていう言葉が浮かびました。

生産だけを突き詰めた農業はつまらない。お客様に楽しんでもらえる農業っていうのは、こういう形で表れているんだなぁと実感しました。
美味しさって一番簡単な喜びであって、驚きであって、何より嬉しいですよね。

山形ガールズ農場ではそういうところに畑の価値を置いているんだと思うと、菜穂子さんの目指す農業って本当に素晴らしいなぁと思います。
農業にはいろんな可能性がある。その言葉に偽りがない事を、改めて実感しました。

笑顔!!
みんなで作った野菜もみんなで食べる。だから美味しいんです
今回の取材の中でファインダー越しに見るガールズの皆さんは、誰もがとても素敵な笑顔でした。
暑さ(この日の気温は36度)でヘタってしまいそうになっても、彼女達の笑顔を見ていると不思議と元気になってきます。

厳しい暑さの中でも常に笑顔が絶えない仕事場。これって素敵な職場だと思いませんか?
笑顔がない職場って、ギスギスしててなんだか陰気臭いですよね。
でも山形ガールズ農場には笑顔が絶えないんです。その笑顔は仕事を楽しんでいるという印象でした。
「仕事を楽しむ」と聞くと、つい「いや、でもさ・・・」と言いたくなってしまうのですが、彼女達は自分の仕事に楽しみを見出し、喜びを知っているからこそ苦しいときや辛い時でも笑顔でいられるんだと思いました。

今回の取材ではとっても色々な事を教わりました
わたしたちがつい忘れてしまっている事を彼女達は教えてくれた。そんな気さえします。
仕事の忙しさに追われてしまうとつい周りが見えなくなってしまいますが、時には周りを見渡してそこにある仕事の楽しみや誰のための仕事かを考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。
やっぱりね、笑顔って素敵ですよね。


とっておき♪
このプリンは本当にオススメなんです!
今回の取材の中、山形ガールズ農場で採れた野菜の他にもたくさんの素敵な商品を紹介して頂きました。
その中から野菜プリンをご紹介!!

こちら1個280円のプリンなんですが、なんと上に乗っているソースはトマトが原料なんです。
トマトがプリンになるなんて信じられますか?
お味はというと、とっても美味しいんです。トマトの酸味と甘みがプリンとよく合っていて、しかも見た目もとってもかわいいんです。
これは女性にはオススメのデザートですよ。

オレンジパルチェも入ってますよ~
こちらは色とりどりのプチトマト。
この後カキ氷のシロップになるんだそうです。
原田さんの紹介のところで、少しだけこのお話が出ていましたが、このトマトたちの事なんですよ。

赤や黄色、オレンジにむらさき。
これらのトマトは、残念ながら山形ガールズ農場の商品になれなかったトマト達なんだそうですが、そんな野菜たちもこうして愛情をかけて違う形でお客様に提供するんです。
こういうやさしさも、山形ガールズ農場の魅力なんだなぁと思いました。


ガールズマルシェに行こう
じゃーん。
山形ガールズ農場では、週末限定でガールズマルシェという直売も行っています。
マルシェではその時採れた新鮮な野菜から加工品まで幅広く販売しています。

ガールズが愛情こめて育てた野菜から、原田さん自慢の加工品まで色々な商品が並んでいます。でも、2時間限定なのでお買い求めはお早めに♪

なかなかマルシェに行けない!!という方には、出張マルシェもありますので、こちらでいち早く情報をゲットしましょう。

※ガールズマルシェはイベントなどで中止になる場合もあるそうです。事前にブログでご確認下さい。

山形ガールズ農場
http://girlsfarm.jp/
山形県村山市大字大槇59-5

大きな地図で見る

女子から始める農業改革!山形ガールズ農場(カローラプレゼンツ  ニッポン コレカラプロジェクト)
http://www.corolla-korekara.com/yamagata/
トヨタ自動車が企画する、ニッポン コレカラプロジェクトの山形県担当にガールズ農場が選ばれました!!
思わず応援したくなるほど元気と笑顔いっぱいのガールズを見れますよ♪

国立ファーム ガールズ農場ブログ
http://kf-mono.jugem.jp/
山形ガールズ農場の成長の日々です。

山形ガールズ農場ツイッター公式アカウント
kf_girlsfarmersをフォローしましょう
ガールズメンバーの日々のつぶやきや、農場の様子をつぶやいているとっても楽しいツイッターです。

山形ガールズ農場チャンネル
http://www.facebook.com/girlsfarm
山形ガールズ農場から農業×女子の日常を切りとってお伝えしていきます。

山形ガールズ農場! 女子から始める農業改革 [単行本]
山形ガールズ農場! 女子から始める農業改革 [単行本]
菜穂子さんの農業に対する思い、そして山形ガールズ農場に対する思い、山形ガールズ農場を始めたきっかけなど、菜穂子さんの今までの軌跡が書いてある本です。
山形ガールズ農場って何?菜穂子って何者?と思った方は、まずこの本を読んでみると良いと思います。きっと夢中になるはず・・・。

女子の手から生まれる心も体も元気になる5種類の本気米
http://girlsfarm.jp/products/rice
このホームページに記載されている画像ならびに記事は「山形ガールズ農場」に許可を得て掲載しているものです。
転載または流用する事を固く禁じます。
ページTOPへ ページTOPへ戻る
下部メニュー
「明日なに着る?」が提供する情報・画像等を許可なく、複製、転載、記載等の二次利用をすることを固く禁じます。